言語聴覚療法
言語聴覚療法とは
- 話す・聞く・食べるのスペシャリストです。
- ことばによるコミュニケーションが困難となった方へ訓練、指導、助言などの支援を行います。
- 食べることが病気や事故で困難となった方に摂食・嚥下の専門家として対応します。
対象
中枢疾患（脳血管疾患・脳腫瘍・頭部外傷）の後遺症による失語症（言語障害）、構音障害、高次脳機能障害、声や発音の障害、摂食・嚥下障害を抱えた患者様を対象としています。
言語障害
上手く話せない、話が理解できない、文字が読めないなど
構音障害
発音がはっきりしないなど
高次脳機能障害
忘れやすく思い出せないことが多い、気が散りやすい（集中して物事に取り組めない）など 複雑な内容を手順通りに進められないなど
音声障害
声が出にくい、声がかすれる、小さくなるなど
嚥下障害
上手く噛めない、上手く飲み込めない
聴覚障害
相手の声が聞き取れない、何度も聞き返す、テレビの音を大きくするなど
治療・訓練内容
ことばへのアプローチ
- 文字や絵のカードを利用した理解・表出訓練
- 実用的なコミュニケーション訓練
- 代償手段（コミュニケーションボードなど）の獲得を目的にした訓練
- ご家族支援
摂食・嚥下へのアプローチ
- 嚥下に関わる筋肉の筋力訓練
- 口腔周囲のストレッチ・器官運動
- 嚥下造影検査による評価
- 食事の形態の調整、食べ方の指導等
高次脳機能へのアプローチ
- 自動車運動再開へ向けての訓練
- 病前のように日常生活を送るための訓練（仕事、家事など）